Era Essentials:
Wide Denim Shorts (1990-1995)

Era Essentials: Wide Denim Shorts (1990-1995)

92 Loose-Fit Faded Shortsは、1992〜94年頃に見られたワイドショーツのシルエットを再現した一本です。

素材には、綿100%のツイルを使用。90年代初頭のスケーターたちが、ウエスト38〜44インチのバギーパンツをベルトで強く絞って穿いていた当時の質感や空気感をイメージしました。やや太めに設定したワタリ幅と、ヒップまわりのバランスにこだわったシルエットが特徴です。

1995年以降に流行したJNCOのスーパーワイドパンツほど極端ではなく、Levi’s 550よりも少しゆとりのあるラインに仕上げています。トレンドに左右されず、大人でも無理なく穿ける、“ちょうどいい”ワイド感を目指しました。

サイズはS、M、L、XLの4サイズ展開です。あえてインチアップして穿けば、カジュアルで余裕のあるシルエットに。ジャストサイズで穿けば、すっきりとしたワイドシルエットとしても楽しめます。

92' Loose-Fit Faded Shorts

Col : Black, White

Size : Small / Medium / Large

 

Price : ¥21,000(+tax)

 

We’re releasing a new pair of wide denim shorts inspired by the silhouettes from around 1992 to 1994. Made from 100% cotton twill fabric, they faithfully recreate the texture and shape of that era.

The silhouette takes cues from how early ’90s skaters used to size up their pants—often wearing W38–44 jeans tightened with a belt—resulting in a distinctive volume around the thighs and hips.

While roomier than Levi’s 550s, these shorts maintain a more balanced proportion than the super-wide styles that became popular after 1995 with brands like JNCO. The goal was to create a wide fit that feels effortless and timeless—even for adults.

Available in three sizes (S, M, L), they can be worn either a size up for a relaxed, casual look or true to size for a clean, wide silhouette.

 

History of the Wide Denim Shorts

ワイドデニムショーツの起源と広がり

 

デニムショーツは、1992〜93年頃から次第に大きなシルエットへと変化していきました。それ以前の1970年代にも、パンクスやヒッピーたちはジーンズをカットオフしたショーツを履いていましたが、それらは基本的に通常のデニムパンツを切ったものであり、シルエットは比較的タイトでした。

その流れが大きく変わるのが、1980年代後半から90年代初頭にかけてです。この時期、スケーターたちはパークやランプだけでなく、ストリートでもスケートをするようになりました。コンクリートの上で何度も転倒を繰り返す彼らにとって、耐久性の低い素材ではすぐにダメになってしまいます。そこで支持されたのが、厚手でタフなデニムでした。

さらに、トリックの際に身体を自由に動かすためには、服のシルエット自体にも十分なゆとりが求められました。こうしてスケーターの間では、ワイドなデニムパンツが好まれるようになっていきます。

 

Left : World Industries Catalog 1991'

 

Bottom : FTC Skateboarding Catalog Fall 1993'

こうしたワイドシルエットのパンツを暑い季節にも快適に履くため、スケーターたちは手持ちのジーンズを自らカットし、ショーツとして履くようになりました。このDIY的な工夫こそが、今日のワイドデニムショーツの原型になったスタイルだとされています。

こうして生まれた「太くて切りっぱなしのショーツ」は、1994年頃からヒップホップやグランジ、レイブといった他のカルチャーとも融合し始めます。Wu-Tang ClanのOl’ Dirty Bastardのようなラッパーたちが膝下丈の極太ショーツを着こなし、90年代のストリートスタイルを象徴する存在となっていきました。

そして1995年頃から、JNCOがこのスタイルをさらに極端なものへと拡大していきます。50インチを超える腿まわりを誇る「マンモス」モデルなどが市場に投入され、当時の若者たちにとって、それはストリートにおける存在感を最大化する象徴となりました。

ワイドショーツは、単なる流行のシルエットではなく、90年代のストリートにおけるアイデンティティそのものであり、機能性、反抗性、創造性、そしてカルチャーが交差した服だったのです。

 

Old-School ’90s Shorts Vibe

オールドスクールな90年代ショーツのムード

Sal Barbier, Sean Sheffey, and Mike Ternasky (possibly holding his famous Canon A1 Digital Camcorder) in '92 as they plot what to film next for Questionable. Photo: Rosenberg.

 

CBC news report about a teenaged Halifax skateboarder who created his own summer job by upcycling thrift-store pants into stylish shorts (1993) 

 

1993年、カナダ・ハリファックスに住むティーンエイジャーのスケボー少年が、ローカルのスリフトで見つけたジーンズをアップサイクルし、夏向けのショーツ(短パン)に作り変えるというDIYを紹介するCBCのニュース映像です

映像では、少年が自分でジーンズの裾を切り落とし、裾をほつれさせるなど手を加えて、オリジナルのデザインに仕上げる様子が映されています。材料費は数ドル程度で、古着をさらに魅力的なショーツに「アップサイクル」することで、新たな収入源を作り、自分なりのファッションスタイルを確立しています。

この事例は、当時まだ主流ではなかったDIYショーツ文化の先駆けとも言えるもので、スケボーやストリートファッションとの親和性が強く、90年代初頭の若者の創意工夫とサブカルチャー感覚を象徴しています。映像からは、素材を活かして色落ちやシルエットを楽しむ、自然体のファッション志向が伝わってきます。少年自身は「夏の仕事になる」と笑顔で語り、自分のスタイルを形にする姿が印象的です。

 

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