Ripped Double Knee Pants:
FIFTH + ANACHRONORM

Ripped Double Knee Pants: FIFTH + ANACHRONORM

1/4 (土) FIFTH STOREにて店頭リリース

国内屈指のビンテージ加工を得意とするブランド「アナクロノーム」とのコラボレーションにより、FIFTHのダブルニーにダメージ加工を施したスペシャルモデルを制作しました。

海外のメゾンブランドなどのトップブランドの加工も手がける熟練職人の技術を活用し、FIFTHディレクションによるリアルなダメージ加工を施した一本に仕上がりました。

Ripped Double Knee Pants: FIFTH + ANACHRONORM

Col / Faded Black

Size / XS , Small , Medium , Large .

Price / ¥40,000 +Tax

ベースとなるパンツは、FIFTHで定番アイテムとして展開しているワークパンツです。アメリカの老舗ワークウェアブランドのペインターパンツを参考にし、シルエットやサイジングを調整した、ワイドバギーのダブルニー仕様が特徴です。

The Cultural Roots of
Distressed Aesthetics

ダメージ加工の魅力は、写真集を眺める中でファッションの歴史やカルチャーと自然に結びついていきます。

『自由/橋口譲二(角川書店)』は、1998年に刊行された写真集です。ベルリン在住の日本人フォトグラファーが、現地の若者の姿を生々しく捉えています。クラストパンク」と呼ばれる彼らの攻撃的なスタイルが新鮮に感じます。
写真に差し込まれた短いテキストからは、モラトリアムとアイデンティティがせめぎ合うような切実さが感じられます。

この写真集に登場するベルリンの人々が身につけているのは、ボロボロだったり、カスタムされていたりする服です。なんてことなくてクールなその服装をコピーするのではなく、今はなき90年代の退廃的な空気に一つのヒントがありました。

LEVI’S DENIM ART CONTEST CATALOGUE OF WINNERS (1973')

また、『Creating Body Coverings/Jean Ray Laury & Joyce Aiken(Van Nostrand Reinhold)』と『LEVI’S DENIM ART CONTEST CATALOGUE OF WINNERS』

この2冊からは、服を「加工する」という行為の歴史を感じることができます。

 

 

 

 

Creating Body Coverings/Jean Ray Laury & Joyce Aiken(Van Nostrand Reinhold / 1974)

前者は、刺繍やパッチワークなどヒッピーカルチャーとの接続を思わせるカスタマイズを蒐集した書籍。後者はリーバイスが1973年に行ったデニムアートコンテストに応募された作品をまとめてます。いずれも70年代に刊行された本であり、そこからは「加工」に対する人々の飽くなき探究心や美意識を感じることができます。

The Precision and Techniques
Behind The Process

岡山の二次加工技術

岡山はデニムの生産地として有名ですが、その副産物として衣類の加工技術が世界でも類を見ないほど高いレベルにあります。
今回は、〈ANACHRONORM(アナクロノーム)〉の協力により、通常は門前払いを食らってしまうような工場・職人の力を借りることができました。

一本一本、細かくダメージが加えられていきます。
丁寧にボロボロにするという、矛盾とも言えるようなこの工程を経て、リアルなエイジング加工を経たダブルニーパンツが完成します。

実際の出来栄えをお楽しみに。